うかるぞ社労士SRゼミ11、事務所紹介掲載記事
プロとしての仕事 助成金活用研究会・竹内社労士事務所
社会保険労務士 竹内 睦
昭和34年4月12日生まれ。昭和57年明治大学経営学部卒業。
証券会社、保険会社の営業を経験後、平成8年社労士試験合格。同年12月開業。
現在、竹内社労土事務所代表、助成金活用研究会会長。
うかるぞ社労士SRゼミ「入門実務FILE雇用助成金の具体例」連載中。
文●鈴木ひろみ(社会保険労務士)

社会保険労務士という仕事を商売として軌道に乗せていくためには、平均最短で5〜6年はかかるといわれている。
しかし、社労士試験合格後、わずか1〜2年で商売として社会保険労務士業を軌道に乗せたひとりの社労士がいる。
助成金コンサルティングの第一人者といわれる東京・豊島区の竹内睦先生だ。
新人社労士として短期間で成功をおさめたその"秘けつ"を聞いた。

助成金という『商品』との出会い
生命保険会社勤務当時、民間の保険を販売していくには、まず公的な制度を知るべきという考えから、社労士試験に挑んだ。
"開業してこの商売を!"という熱い思いがあったわけではない。だが、勉強時間確保のために会社を辞め、この時に社労士という仕事で将来やっていくことを決意した。
合格後、即開業登録。当然、お客さんはゼロ。社労士としての方向性を考えた矢先、偶然『助成金』という言葉を耳にする。
「合格後、ある勉強会に出席した時、たまたま隣にいた社労士さんから、助成金のことを聞きましてね。
まだ、企業側も助成金という情報をよく知らなかった時代です。すぐに役所等に足を運び、情報の仕入れを行いました。
私は、大学卒業後、証券会社、外資系の保険会社、不動産関係等、色々な会社で色々な商品をコンサルティング販売してきましたが、こんな素晴らしいモノを生かさない手はないと思いましたね(笑)。」

これからの社会保険労務土は、自分の能力を高く買ってもらうべき。
助成金を手掛けるということは、そのプロセスで会社全体の手助けもしていかなければならない。そのひとつに就業規則の作成がある。現在、年間優に100以上の就業規則を作りあげる。
他に社労士としての日常業務である1・2号業務もこなさなければならないが、事務処理関係はできるだけ各企業が独自に行えるようアドバイスしている。
「企業内で事務処理ができるなら、その方面は各企業でやっていただいています。私は、あくまでも、企業に『知恵』を出していきたいんです。せっかく難しい試験を突破して高度な能力をもっているのですから、その能力を高く買ってもらうべきです。高価で質の高いモノを提供することが、これからの社労士に必要になってくるのではないでしょうか。」
仕事を行う時、成功報酬という取引きはせず、基本的に着手金をもらう。企業側からの報酬の値引き交渉にも応じない。自分の仕事に誇りをもっているからこそ、不必要な安売りをすることはない。その証に、竹内先生が手掛けた書類には「事務代理者印」が押印されている。

法律で保護されない経営者を法律から守るコンサルティング業務を!
「極端に言うと、労働基準法で週40時間労働と規定されていても、経営者が週48時間労働しないと経営が成り立たないというなら『週48時間労働でいいじゃないか、法律が間違っているんですよ』と言えるくらいでなければ経営者の身になったコンサルティングはできないのではと考えています。経営者に法を守らせるというスタンスは社労士本来の仕事ではないと思います。」
現在、労働者は法律で手厚い保護を受けているが、中小企業の経営者には何もない。法律上のバランスの不均衡に憤りを感じている竹内先生は、その過剰なまでの労働者保護の部分を、経営者側がもっと自由に経営できるように、労基法の専門家である社労士として多くの『知恵』を出していくべきだと考えている。
「300人以下の企業の経営者を徹底的に応援して、経営者の心も身体も健康な状態にし、会社も健全であれば、結果的にそこで働く社員は幸せなんです。会社が潰れたら何にもならない。私は労働基準法から経営者を守っていきたいのです。」

不得意な分野は、その方面の専門家と組んで仕事をする
「資格をとったら、恐れずに飛び込め!」と竹内先生からのアドバイス。「お客様の所で全身全霊をかけて対応すれば通常契約はできます。しかし、契約よりも一番難しいのは、お客様の所まで行くことなんです。だから、営業経験が全くない、できないというのならば、営業のプロと契約をして、お金を払って営業をしてもらい、お客様を紹介してもらえばいいんです。全てを自分ひとりで行うのには眼界がある。自分に足りないモノは持っている人にやってもらえば良いだけのことです。」

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